Session

DAY 2
屋久島セッション:
環境文化 × Transformation

#環境文化 #森と水 #社会的共通資本

マップ

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屋久島セッション:
環境文化 × Transformation

「社会的共通資本としての
森と水を、次世代へ手渡す
―森と水は、誰のものか―

ホスト:
福元豪士
(NPO法人HUB&LABO Yakushima 代表理事)
内室紀子
(屋久島公認ガイド)
中村耕治
(屋久島環境文化財団 理事長)
ゲスト:
山極壽一
(総合地球環境学研究所 所長)
関良基
(拓殖大学 政経学部 教授)
林篤志
(株式会社paramita 共同代表)

私たちは、森と水の恵みを育み続けるグッド・アンセスターになれるか

屋久島では、森と水の恵みの中で、農業、林業、漁業、観光、信仰、集落の暮らしが育まれてきました。環境文化とは、自然を守ることだけではなく、その恵みを受けながら、人がどう暮らし、働き、次世代へつないでいくかという関係の文化です。森と水は、特定の人や組織だけのものではなく、人間以外の生命や未来世代にもつながっています。私たちは、その恵みを受け継ぐだけでなく、育み続け、よりよい状態で未来へ手渡す祖先になれるのかが問われています。

流域から、環境文化を結び直す「屋久島流域共生プロジェクト」

屋久島流域共生プロジェクトでは、森、川、里、海を、水によってつながる一つの生命圏として捉えています。自然ガイド、地域住民、企業、行政、大学、学校などが立場を越えて集まり、生物多様性調査、森や水をめぐる対話、環境教育、自然共生サイトの検討に加え、登山道の整備や保全にも取り組んでいます。自然を守る人と利用する人を分けず、流域の恵みを受ける者として未来への責任をともに担い、屋久島の環境文化を現代の協働によって育て直す取り組みです。

森と水を、みんなで育てる環境文化へ

目指すのは、森と水を誰かが所有し、管理するだけの資源ではなく、地域のみんなで守り、育み、分かち合う社会的共通資本として受け継ぐ未来です。環境保全、観光、産業、教育、暮らしを分けず、森と水の恵みを受けるすべての人が、その未来に責任を持つ。自然とともに生きる選択が、仕事、学び、地域の意思決定に根づくことで、屋久島の環境文化を過去の遺産ではなく、未来をつくる実践として次世代へ手渡していきます。

「誰のものか」を、「誰と守るか」へ

今回のセッションでは、屋久島の森と水の現場を歩き、自然、暮らし、産業、文化がどのようにつながっているかを体感します。そして、「森と水は誰のものか」「誰がその恵みを受け、未来への責任を担うのか」を地域の実践者と参加者がともに考えます。さらに、流域の自然、暮らし、文化の状態を継続的に記録し、対話と実践につなげる「流域カルテ」の構想を共有します。「誰のものか」という問いを、「誰と、どう守り育てるか」という協働へ変える一日にします。

*屋外のフィールドを歩く予定です。歩きやすい靴、動きやすい服装、雨具、帽子、飲み物をご準備ください。屋久島は天候が変わりやすいため、雨天時も活動できる服装を推奨します。天候やフィールドの状況により、行程やプログラムの一部を変更する場合があります。
また、参加にあたっては、薩摩会議の参加費とは別に、宿泊費、食費、現地交通費のほか、フィールドプログラム参加費(ガイド代)が必要となる予定です。金額や支払い方法などの詳細は、内容が確定次第、参加者へご案内します。

参加してほしい人

  • 【環境文化】自然環境の保全だけでなく、地域の暮らし、産業、教育、信仰、文化までを一体として捉え、自然と人の関係を考えたい人
  • 【森と水】森と水の恵みを誰が受け、誰が責任を担い、どのように次世代へ手渡していくのかを考えたい人
  • 【社会的共通資本】森と水を誰かだけの資源ではなく、地域と未来世代が共有する基盤として捉え、企業、行政、研究者、地域住民、教育機関など、立場を越えた協働を実践したい人