DAY 2
南大隅セッション:
観光 × Transformation
観光 × Transformation
#サスティナブル観光 #遊休施設の活用 #アルベルゴディフーゾ
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南大隅セッション:
観光 × Transformation
観光 × Transformation
本土最南端で描く
遊休施設の再稼働に向けた未来像とは
(株式会社ボタニカルファクトリー 代表取締役)
中村 隆一郎(白鳩会 理事長)
(株式会社シャンテ 代表取締役CEO)
坂本 大典(株式会社SHONAI 取締役)
平原 依文(HI合同会社 代表)
前田 大介
(株式会社GEN風景 代表取締役社長)
鹿児島県肝属郡南大隅町は、大隅半島の最南端に位置し、東シナ海と太平洋に面した自然豊かな町である。佐多岬や雄川の滝など、絶景スポットを有し、大隅半島随一の観光資源を誇る。佐多岬は本土最南端の岬として知られ、その壮大な眺望は多くの観光客を魅了する。また、佐多岬近隣は霧島錦江湾国立公園に位置し、半島を巡る観光ルートの重要拠点として、大自然が織りなす独特の景観は、大隅半島全体の観光価値を高める重要な役割を担っている。また、南大隅町では平成25年に9校が廃校となり、その活用が課題となっている。
社会福祉法人白鳩会は、地域の高齢者や障がい者の支援を目的とし、介護サービスや生活支援を提供している。株式会社ボタニカルファクトリーは、地元の植物資源を活用した化粧品を製造・販売、地域経済の活性化に貢献している。両社は人とモノをサスティナブルな視点で繋ぐ事で連携し、僻地に産業を興す活動を行っている。今回テーマとして掲げる佐多岬ホテルは、霧島錦江湾国立公園内に位置し、地域観光の拠点として営業していたが、2024年に閉館した。ホテルは手付かずの大自然のど真ん中にあり、僻地における新たな観光ビジョンの中核となれる存在である。
佐多岬ホテルの再稼働に向け、事業継承者の誘致、近隣の観光資源の再発掘、遊休施設の活用を具体的なアクションプランを作成し、南大隅町役場に提言をしたい。今後、外国人観光客の地方流入増加が予想される中、全室オーシャンフロントのこの施設を再開させる方策が求められる。その際、街の空家をホテルにする「アルベルゴディフーゾ」で日本で初めて認証された街づくりの実績を持つ安達氏を迎え、施設の再稼働に向けた提案と9校の廃校跡地をサステナブルな観光の観点から将来像を議論し、行政への具体的な提言をまとめるセッションにしたい。