Session

DAY 2
大崎セッション:
循環 × Transformation

#正しい循環 #消費されない地域 #環境じゃないところ

マップ

E
大崎セッション:
循環 × Transformation

循環と幸福度

ホスト:
齊藤 智彦(合作株式会社 代表取締役)
大岩根 尚(大崎町 環境政策補佐監)
ゲスト:
浅利 美鈴
(総合地球環境学研究所 基盤研究部 教授)
九法 崇雄
(株式会社KESIKI 代表取締役
Chief Narrative Officer)

井上 英之

「循環の町」 大崎町は住民の25年に渡る資源循環の取り組みにより、日本一のリサイクル率を誇ります。また、2021年「リサイクルの町から、世界の未来をつくる町へ」をキーワードに、社会のモデルとなる循環の町「サーキュラーヴィレッジ・大崎町」をヴィジョンに掲げました。大崎町の持つ循環の知見を元に、他地域への展開や、世の中に流通する商品のつくり手である企業と連携を推進することで、社会全体の循環の仕組みづくりに寄与しようとアプローチしています。

「正しい循環の在り方を考える」循環の町を掲げたことにより、近年では国内外から多くの視察を受け入れるようになりました。その一方で、地域外から環境先進地として見られることと、現地の温度感の乖離も生じ始めています。環境面に先駆的に取り組んだ地域だからこそ、改めて経済面や住民の日々の暮らし・幸福度とのバランスが重要といった視点が現れています。地域の中にある、環境だけではない課題、中々表に出てこない人々の声に改めて耳を傾けながら、正しい循環のあり方を考えます。

「地域に熱を残す」セッションでは、大崎町の資源循環の基盤となる施設を見学します。また、実際に大崎町で活動する人々の生の声に触れていただきます。参加者には、大崎町に来ることを環境分野における先進地域視察として捉えて欲しくはありません。視察だけでなく、環境の面からではこぼれてしまう様々な部分についても光を当て、一緒に議論して、これからの大崎町に必要な考えや熱量を地域に残していただきたいと思います。資源の循環だけでなく、地域が幸福であるために、『正しい循環』について一緒に考えて頂ければと思います。