Session

DAY 2
桜島セッション:
風土 × Transformation

#土着の資源 #地域経営 #未来の描き方

マップ

E
桜島セッション:
風土 × Transformation

「土着の資源をどう活かし、
真に豊かな未来を描くのか」

ホスト:
福島大輔
(NPO法人桜島ミュージアム 理事長)
ゲスト:
土屋慶一郎
(有限会社きたもっく 事業戦略室 室長)
廣畑達也
(英治出版株式会社 プロデューサー)
前田大介
(株式会社MAE 代表取締役社長)

その土地にあるものには、ちゃんと理由がある

桜島では、噴火によって土地が生まれ、火山灰や溶岩が土壌や地形をつくり、そこから農業、暮らし、文化、産業が育まれてきました。地球の営みから自然、暮らし、文化、なりわいまで、すべてがつながっています。これは桜島だけの話ではありません。どの地域にも、その土地だからこそ生まれた資源や営みがあります。私たちが今向き合っているのは、そうした「土着の資源」をどう読み解き、どう活かし、未来のなりわいへつなげていくかという問いです。そして、その積み重ねの先に、地域ならではの豊かさをどう描いていくのかを考えています。

地域を面白くしようとしたら、何屋かわからなくなった

桜島ミュージアムは「桜島をまるごと博物館に!」という発想から始まり、火山ガイドやジオパーク、カフェ、物販、椿油、人材育成、地域おこし協力隊、さらに宿や飲食へと活動を広げてきました。「桜島を面白くする」ため、その時々で地域に必要だと思うことに取り組んだ結果、今では何屋なのかわからない組織です。それぞれの事業は地域資源から生まれ、部分的にはつながりや循環も生まれています。では、この先も自然発生的に広げていけばよいのか。それとも地域全体を貫く世界観や物語、循環を描くべきなのか。今、その次の形を探っています。

地域の未来は、どこまで「描く」べきなのか

地域資源と事業、人、経済が美しく循環する未来を描くこともできる。一つひとつの営みを共通する世界観や思想で束ねることもできる。一方で、あえて完成形を決めず、多様な挑戦や変化を受け入れ続ける未来もあるのかもしれません。どれか一つが正解とは限りません。今のところ、「地域を面白くする」「住む人も訪れる人も豊かになれる」といった言葉が、目指す方向を表しているのかな、と感じています。では、地域全体の未来は誰が描き、誰が担うのでしょうか。行政、企業、住民など多様な主体が関わる地域だからこそ、未来を決めすぎず、それでも人を惹きつけ、動きを生み出せる地域経営や地域デザインのあり方を考えています。

桜島を材料に、「地域をどうデザインするか」を考える

午前は桜島を歩き、火山、地形、農業、椿、観光などを通して、「なぜ、この資源や営みがここにあるのか」を読み解きます。午後は、地域資源と事業を美しい循環として結びつける「きたもっく」、異なる事業を一つの世界観のもとに展開する「MAE」、そして桜島で積み重ねてきた実践を重ね合わせながら対話します。地域の未来はどこまで描くべきなのか。循環を描くのか、世界観を描くのか、あえて完成形を描かないのか。そして、人を集め、挑戦を生み出す物語は必要なのか。桜島を一つのケースとして、地域経営や地域をデザインすることの本質を参加者とともに探求します。

参加してほしい人

  • 地域資源を活かした事業づくり、観光、一次産業、まちづくりに関心のある人
  • 自然と人の関係性、土地に根ざした暮らしやなりわいを考えたい人
  • 自分の地域や事業を貫く物語・言葉を探したい人