Session

DAY 2
蒲生新留セッション:
Human × Transformation

#学校の再発明 #里山サイジング 
#時空をこえる

マップ

B
蒲生新留セッション:
Human × Transformation

「人間とは何か。学校とは何か。
〜土地の時間を歩き、流域の空間を歩く〜

ホスト:
古川瑞樹
(新留小学校設立準備財団 共同代表)
米丸まき子
(姶良市長)
花山潤二
(新留小学校 校長)
小山田裕彦
(種子島宇宙芸術祭 総合ディレクター)
ゲスト:
東川 隆太郎
(かごしま探検の会 代表理事)
瀬戸昌宣
(NPO法人SOMA 代表理事)

人間を育んできた、蒲生という土地

鹿児島県姶良市蒲生町。日本一の大クスで知られるこの地は、薩摩藩の麓として武士や町人が暮らし、別府川の豊かな流域とともに文化を育んできました。司馬遼太郎も、この土地の自治や気風を記録し、「蒲生衆の言うことは聞いてやれ」という言葉を紹介しています。また、蒲生郷士が共同で出資・運営した「サムライ会社」など、人を育てる独自の文化も受け継がれてきました。
新留小学校は、そんな土地に生まれる学校です。地域の歴史や風土、生態系とのつながりを編み直す拠点として、新しい学校のあり方を、この地から形にしようとしています。

学校の役割を書き換える、新しい教育の実践

2027年4月の開校を目指し、鹿児島県姶良市で私立新留小学校の設立準備を進めています。
私たちがつくりたいのは、教室の中だけで学びが完結する学校ではありません。半径数百メートルの暮らしから、里山、流域へと学びが広がり、地域の歴史や文化、人間以外の生きものも、ともに学びを育む存在となる学校です。
食とことばを学びの軸に据えながら、地域そのものを学びの場へとひらいていく。その実践を通して、「学校とは何か」を問い直しています。

里山サイジングという、世界の眺め方

私たちが目指すのは、一つの学校をつくることではなく、人間や社会を捉える「ものさし」そのものを書き換えることです。
世界はますますグローバルにつながる一方で、私たちの日常はスマートフォンの小さな画面の中へと閉じていきます。その両極のあいだに、人と人、人と自然が手触り感ある関係を育めるスケールが失われつつあります。
私たちが提案するのは、「里山サイジング(Satoyama Sizing)」。流域や里山のように、人・文化・産業・自然が循環する単位で世界を捉え直す視点です。新留小学校は、その世界観を教育として実践する場であり、地域から新しい教育と社会を育む起点になろうとしています。

時間と空間を歩き、「Human」を問い直す

今年のセッションでは、姶良市長にもご参加いただきながら、二人の案内人とともに「時間」と「空間」を歩きます。
歴史家・東川隆太郎さんとともに、蒲生の麓文化や土地の記憶を辿りながら、この地域が育んできた時間を歩く。そして、生態学者・瀬戸昌宣さんとともに、別府川源流域のはじまりの一滴を探し、手入れし、流域全体へとつながる生命の循環を身体で感じます。
Humanという言葉は、大地(humus)とのつながりを想起させます。そして「人間」という漢字には「あいだ」があります。土地の時間と、流域の空間を歩きながら、人間とは何か、そして学校とは何かを、ともに問い直す一日にしたいと思います。

*午後は山歩きや、沢の手入れを予定していますので、動きやすい格好でお越しください。

参加してほしい人

  • 学校や教育の未来に関心のある方
  • 地域・歴史・自然とともにある学びに関心のある方
  • 2027年開校予定の新留小学校で学ぶ・働く・関わることに興味のある方