DAY 2
新留セッション:
学校 × Transformation
学校 × Transformation
#文化と文明 #食とことば #ふつうの小学校
A
新留セッション:
学校 × Transformation
学校 × Transformation
学校からはじめよう ―地域のつながり・文化・自然を再生する「シンプルな本質」
(私立新留小学校設立準備財団 共同代表)
(アミタホールディングス株式会社
代表取締役会長)
森田 秀之
(都城市立図書館
クリエイティブ・ディレクター)
山極 壽一
(総合地球環境学研究所 所長)
鹿児島県姶良市の小さな廃校を舞台に、2026年4月開校を目指して新たな小学校づくりを進めています。鹿児島市のベッドタウンである姶良市は県本土で唯一人口が増えている自治体ではあるものの、今回の舞台となる新留小学校の位置する山間部は、30世帯ほどの小さな過疎の集落です。小学校を起点とした半径300m(新留集落や森林公園)、半径3km(蒲生町の中心市街地)、半径30km(隣接する霧島市まで)のローカルな世界を行き来し、地域に暮らす人・文化・自然と共に学びの環境をつくっていきます。
「学校は地域のハブであり、コモン(共有地)である」という視点から、一条校としての小学校をつくることを起点として、学び場を軸とした自立した地域コミュニティを育みます。
また、その実践から生まれる知見をどのような場所でも活かせる形で共有し続けることで、各地の学校と地域が変容していく触媒となることを目指します。
こうした一連の活動が世界各地へと溢れ出し、ローカル固有の資本(社会関係資本・文化資本・自然資本)を、まもり、つくり出し、次世代につなげていくことで、彩りあふれる世界を創造していきます。
学び場を起点とした半径30kmの地域生態系をめぐり、その可能性を共に感じ、未来を描いていきます。
食を通して生きる力を育む「ひより保育園」から旅をスタートし、小学校の位置する新留地区を中心としたエリアに滞在。
小学校では、地域の食文化を五感で味わう=同じ釜の飯を食う時間や、教室でのトークセッションを開催。
本プロジェクトの挑戦が、教育改革や地方創生といった文脈を越えて、世界中のローカルを幸せで持続可能なものにしていく地球スケールでの創発へと拡張されていく、はじまりの一日にしたいと思っています。